一日に必要なカロリー


生きるために必要な要素

食品にはそれぞれカロリーという数字が記されていることが多いです。
弁当やカップラーメン、パンなどにはカロリーが書かれていて、たとえばダイエットをしている方はそれに注目していることが多いでしょう。
カロリーというのはエネルギーのことであり、生きていくためには欠かせないものです。

そして、それぞれの年齢や性別によって、大体一日にどれくらいのカロリーが必要であるのかは決まっています。
その必要なカロリーをきちんと摂取できていれば問題ないのですが、カロリーが不足してしまうと、痩せてしまいます。
足りないエネルギーを脂肪を燃焼させることで補おうとするからです。

1日や2日程度であれば、多少カロリーが不足していたとしても問題ありませんが、そのような生活がずっと続くようであれば、どんどん痩せてしまい、体に悪い影響を与えるでしょう。
特に高齢者の場合は食欲がなくなっていることが多いため、自然とカロリーが不足していることがあるのです。
体の調子が悪いと感じる時には、自分がきちんとカロリーを摂取できているのか確認しましょう。

高齢者が必要なカロリーとは

カロリーについては大体の目安が決まっています。
70歳以上の方では、生活のほとんどが室内で座っているような状態であれば、1,850キロカロリーが必要です。
多少の運動をしているならば2,200キロカロリーが必要であり、かなり活発に動いている方は2,500キロカロリーを摂取するべきでしょう。

ただし、上記は男性の場合であり、女性の場合は筋肉の量が少ないためもっとカロリーの必要量は小さいです。
生活のほとんどが座位の場合は、70歳以上の女性は一日に1450キロカロリーが目安となります。
多少の運動をするならば1,700キロカロリーであり、かなり活発に運動するなら2,000キロカロリーが必要です。

食品のカロリーの目安に関しては、インターネットや書籍を利用すればすぐに調べられるでしょう。
また、パッケージにカロリーが記載されているものも多いため、それをチェックしましょう。

カロリーの摂り過ぎが問題視されることが多いのですが、カロリーが不足することも大問題となります。
筋肉や脂肪などの量が減っていくため、それによって身体機能が低下してしまい、生活の質の低下にもつながってしまうでしょう。
高齢者になってから筋肉の量が落ちてしまうと、それを取り戻すのはとても大変です。

一日に消費するエネルギー量とほぼ同じだけのカロリーを摂取しなければいけません。
自分の体重を毎日チェックして、痩せている場合にはカロリーが足りていないと考えられます。
毎日、どれくらいのカロリーを摂取しているのかはきちんと記録していくことをおすすめします。
どのような食生活を送っているのかを意識することが健康的な食事を取るためには必要です。